木の病気

豚ウイルスによる新型インフルエンザが世界的な規模で感染の恐れがあるとここ数日報道されています。
日本では現時点でまだ感染者はでていませんが、マスクや非常食の備えはしておいた方がよさそうです。
ところで、木にもそんなウイルスによる病気ってあるのでしょうか?

調べてみると、木にもウイルスによる病気はありました。
だけど、葉や花に斑が入る病気や、葉に輪紋が入るなどで、腐ったり、死に至る大きな被害を及ぼす病気はみつかってないようです。
木の病原体で多いのはカビやきのこなどの菌類。胞子が風や昆虫に運ばれ伝染していくそうです。菌の種類も、症状も様々です。
木の内部が侵され、水分の通り道が詰まることで、枯れたり、光合成がしにくくなったり、成長が遅くなる症状がでるものもあります。
また、樹皮が侵され、こぶのようなものができる場合もあります。

他の病原体では、細菌や虫などが原因の場合もあります。

それぞれの木が持つ抵抗力により、かかりやすい木、かからない木がありますが、同じ木でも土壌の栄養分や雨量などの影響で発病することもあるそうです。

<担当者より>
木は動けないから、逃げることができないので大変ですよね。動ける人間でも、ウイルスも細菌もこわいんでした・・・
基本予防の、外出時のマスク、帰宅時の手洗いとうがい忘れずに!

今回の参考・関連・情報源
◆「樹木医学」 鈴木和夫編著 朝倉書店
◆「樹木医 完全マニュアル」 堀大才著 牧野出版

 

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